セミナー情報

8月号 「お盆とは」

2019.08.01 ニュース

お盆とは、正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」というインドの言葉であるサンスクリット語の「ウラバンナ」を漢字で音写したものを略したものです。
お盆の行事は、「盂蘭盆経」に説かれている目連尊者の話に由来するといわれています。
目連はお釈迦様の弟子の中でも神通力一番のお弟子さんでした。あるとき、目連はこの神通力を使って、母親の死後の世界を見たところ、母親が餓鬼道に堕ちて苦しんでいる姿を見てしまい驚いてしまいます。そこで目連がお釈迦様にどうすれば母親を救うことができるか尋ねました。お釈迦様は「お前の母は生前、物惜しみをして他人に施しをしなかった。代わりにお前が布施行をしなさい。」と言われました。目連はお釈迦様の教えにしたがい、僧侶達の夏の修行のあける7月15日に多くの僧や貧困に苦しむ人達に飲食物を施したのです。すると、その功徳により、目連の母親は極楽往生がとげられたのです。それ以降(旧暦)7月15日は、父母や祖先に報恩感謝を捧げ、供養を積む重要な日になったそうです。

現在、日本各地で行われるお盆の行事は、各地の風習や、宗派による違いなどによって様々ですが、一般的には、先祖の霊が帰ってくる期間だといわれています。お盆の期間は、例年7月15日を中心に、13日に迎え盆、16日に送り盆が行われますが、地域によっては8月15日を中心に盆行事をされることも多いようです。これは、明治以降に新暦(太陽暦、グレゴリオ暦)が採用され、7月15日ころは農家の方々にとって、一番忙しい時期と重なり都合が悪いため、お盆をひと月遅らせたことが理由だそうです。会社員などのお盆休みが8月に多いのもうなずけますね。

お盆は家族が集まる機会でもあるので、家族でご先祖様の供養をしつつ、ご先祖様から受け継いできた財産や家族のつながりを感じながら、ご先祖様に感謝し、これからの家族のことや相続のことについてゆっくりと考える機会を設けてみてはいかがでしょうか。

ワンストップ相続のルーツ
代表 伊積 研二

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