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7月号「相続手続きの煩雑さ」

2021.07.01 ニュース

皆さん、相続手続きの内容についてご存知でしょうか。相続を経験された方は実感されていると思いますが、その手続きの内容や方法は多岐にわたり、手間と時間がかかるのが通常です。被相続人が亡くなられた後、残された財産を相続するためには、各関係先(登記所・銀行・年金事務所その他)が求める手続きを経なければなりません。各関係先が求める必要書類を集めるのも、時間と手間がかかります。特に、お仕事をされている方だと、平日に必要書類を集めて手続きすることになるので大変だと思います。

そこで煩雑さを軽減する一つの方法としては、平成29年5月29日から全国の登記所(法務局)において、各種相続手続に利用することができる「法定相続情報証明制度」が始まりましたので、書類関係の簡略化が図られています。

通常、相続手続では、被相続人の戸除籍謄本(出生から死亡までの全ての戸籍)の原本及び、相続人全員の戸籍の原本の束を、相続手続を取り扱う各窓口に提出する必要があります。

この「法定相続情報証明制度」は、登記所(法務局)に戸除籍謄本等の束を提出し、併せて、「法定相続情報一覧図」(相続関係を一覧に表した図)を提出することで、登記官がその一覧図に認証文を付した写しを無料で交付してくれる制度です。

この制度を利用すると、その後の相続手続は、この「法定相続情報一覧図」原本を1枚だけ各窓口に提出すれば足りるので、戸除籍謄本等の原本の束を何度も出す必要がなくなり、相続手続の負担軽減になります。この制度は、積極的に利用されると良いと思います。

また、相続財産は、残された家族に財産を分けやすくするためにも、相続手続をしやすくするためにも、「生前にできるだけまとめておく」方が良いと思います。預貯金等をいくつもの銀行に預けられていると、その分手続きも増えてしまいます。もし、少額の預貯金がある場合は、一つの銀行にまとめておくのも手続きの負担を軽減する方法といえます。

自分は相続手続のために、「何日も仕事を休めない」とか、「時間や手間の削減をしたい」とお考えの方は、弊社のような「相続手続きの専門家に任せる」のも有効です。費用はかかりますが、時間的にも精神的にもかなり楽になると思います。

誰にでもいつか必ず訪れる相続、それに伴い残された家族が行わなければならない相続手続き。その負担を軽減するためにも、生前から財産関係を簡潔明瞭にしておき、手続きの負担が軽減できるように準備しておくことが大切だと思います。

ワンストップ相続のルーツ

代表 伊積 研二

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